なぜ「閉店」は英語で “closed” なの?過去分詞の形容詞的用法をやさしく解説!

✅ なぜ「閉店」は英語で “closed” なの?

「CLOSED」の意味と使い方をやさしく解説!

🔸「閉店=closed」の理由

街を歩いていて、お店のドアに「CLOSED」という札を見たことはあるよね?

この「closed」は、閉まっている状態を表しているよ。

つまり、「閉店しました(今は開いていません)」という お店の状態 を伝えているんだよ!

❓ なぜ「open」はそのままなのに、「closed」は -ed をつけるの?

実は、お店に掛かっている札の「open」も「closed」もどちらも形容詞として使われているよ
でも形が違う理由には、英語の語源や使われ方の違いがあるんだ。


🔍 ポイント1:「open」は形容詞と動詞の両方の形が同じ

「open」はもともと形容詞でもあり、動詞でもあります

品詞例文
動詞open(開ける)He opens the door.
形容詞open(開いている)The store is open.

👉 このように、open は動詞としても形容詞としてもそのままの形で使えます。


🔍 ポイント2:「close」の形容詞は「closed」

一方、「close」は動詞としては「閉める」という意味を持っていて、形容詞としてはそのままでは使えません。

品詞例文
動詞close(閉める)He closes the door.
形容詞closed(閉まっている)The store is closed.

👉 「閉まっている状態」を表すには、「過去分詞形(-ed)」の closed を使って、形容詞化しているんだよ!

candy
candy

edをつけるこによって状態を表す「形容詞」に変身できるんだね♪


🔍 open には形容詞の語源がある、closed にはない

  • open はゲルマン語起源の単語で、もともと「開いている」という状態を示す形容詞でした。
  • close はラテン語由来で、「閉める」という動作が中心。その状態を表すには closed(閉じられた) という受け身の結果の形を使うんだ。

📝 つまりこういうこと!

状態英語表現なぜこの形?
開いているThe store is open.「open」は形容詞としてそのまま使える
閉まっているThe store is closed.「close」は形容詞で使うには過去分詞にする必要がある

🔍 文法的に見てみよう

❓「close」と「closed」の違いは?

意味使い方
close(動詞)閉めるPlease close the door.(ドアを閉めてください)
closed(形容詞・過去分詞)閉まっているThe store is closed.(そのお店は閉まっています)
candy
candy

「閉める」という動作と、「閉まっている」という状況を表している。という違いがあるね!

✅ 過去分詞が「形容詞のように使われる」ってどういうこと?

動詞の過去分詞(例:broken, closed, surprised など)が、名詞や主語の状態や性質を説明するとき、形容詞のように使われること。

これを「過去分詞の形容詞的用」というよ。 

使いこなすと超便利!!


🔸 よく使われる「形容詞に変身できる過去分詞」の例

過去分詞意味例文日本語訳
broken壊れたThe window is broken.窓が壊れています。
closed閉まっているThe store is closed.店は閉まっています。
tired疲れたI’m tired.私は疲れています。
interested興味があるI’m interested in music.音楽に興味があります。
surprised驚いたShe was surprised by the news.彼女はその知らせに驚きました。
married結婚しているHe is married.彼は結婚しています。
finished終わったThe homework is finished.宿題は終わっています。

🧠 解説ポイント

  • 「過去分詞」なのに「過去の出来事」とは限らない!
    • 多くは「状態」を表す。
    • 例:The window is broken. → 壊された“結果”、今「壊れている」状態。

「過去分詞」という名前に惑わされないことがポイント!


🔄 「現在分詞(-ing形)」との違いもチェック!

現在分詞(-ing)過去分詞(-ed)
doing(している)done(された)
exciting(わくわくさせる)excited(わくわくしている)
interesting(興味深い)interested(興味がある)

📌 例:

  • The movie is exciting.(その映画はワクワクさせる)
  • I’m excited.(私はワクワクしている)

現在分詞にも形容詞的用法があるよ!また違う記事で詳しく説明するね♪


📝文の作り方

「be動詞+過去分詞」で状態を伝える表現がよく使われる。

あれ?「be動詞+過去分詞」って受動態ってこと?

たしかに、「be動詞+過去分詞」は、文法的には受動態(受け身)の形だね。

違いを見てみよう!

たとえば:

The door was closed by him.
(そのドアは彼に閉められました)

これは、「誰かが何かをした」という動作(行為)を受けた側に焦点を当てる受動態の文だね。

でも、実はこの形は「状態」を表すこともある!

ここまで学んだ「過去分詞の形容詞的用」ということだね。

例:

The door is closed.
(ドアは閉まっています)

この文には、「誰が閉めたのか」は書かれていないね
重要なのは、「今、ドアが閉まっている状態である」ということ

👉 このように、「be動詞+過去分詞」は文法上は受動態の形ですが、
実際には「結果としての状態」を表す=形容詞的に使われているんだね。

✅ まとめ(ギモン解決!)

  • open は形容詞としてそのまま使える → 「開いている」
  • close は動詞 → 状態を表すには closed(過去分詞) を使う
  • それぞれ、もともとの語源や使われ方の違いにより形が異なる

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