英語の「island」に “s” があるのはなぜ?

英語で島を意味する island(アイランド)には、発音しない「i」が入っているよね。なぜこのようなスペルになったのか解説していくね!
スペルの謎
英語で「島」を意味する island(アイランド)
発音には出てこないのに、なぜ「s」が含まれるスペルになっているの?
実はこの「s」、もともとは無かったものなんです!
元は “iland” だった?語源をたどってみよう!
もともと「アイランド」は、古英語で “īegland” や “īland” という綴りで、「īeg(=水に囲まれた土地)」+「land(陸)」の組み合わせで「島」を表していたんだよ!
つまり、“island” はもともと “s” のない単語だったのです!
なぜ「s」が加わったの?
この「s」が入った理由は、中世のスペルミスや勘違いが原因だと考えられています。
英語のスペルがまだ統一されていなかった14世紀ごろ、
一部の人が “island” を、ラテン語の “insula(=島)” と関連づけてしまったのです。
ラテン語の「insula」に “s” が入っていたため、
「island にも s を入れたほうがそれっぽいかも…?」と考えた人がいて、
やがてそれが定着したというわけ!

え!なんとなくから始まったの?!びっくり・・!
発音とスペルが一致しない単語の一例
“island” のように、発音とスペルが一致しない英単語は他にもたくさんあるよ!
たとえば:
単語 | 読み方 | スペルのポイント |
---|---|---|
debt (借金) | デット | b は発音しない(ラテン語 “debitum” から) |
subtle (微妙) | サトル | b は発音しない(ラテン語 “subtilis” から) |
receipt (レシート) | リシート | p は発音しない(フランス語由来) |
英語学習のヒント:スペルは歴史の痕跡
英語のスペルは、歴史・語源・他言語の影響によって決まっているものも多く、
「なぜこのつづりなの?」と思ったときは、語源を調べてみると面白い発見があるかも?!
まとめ
- “island” の「s」はもともとなかった
- ラテン語の影響で後から加えられた
- 英語には他にも発音されない文字がある単語が多数

ちょっと不思議なスペルの背景には、英語の面白い歴史が隠れていることがよくあります。
気になった単語の由来を調べてみると、もっと英語学習が楽しくなってくるよ!
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